停電被害の千葉、おおむね復旧も頻発する「隠れ停電」

台風15号の影響による千葉県の停電について、東京電力は、おおむね復旧したと発表した。ただ、同県内では停電が解消したとされる地区で電気がつかない「隠れ停電」といわれるケースが頻発。東電も全容を把握しきれずにおり、全面復旧にはなお時間がかかりそうだ。

東電によると、隠れ停電は電柱から民家などに延びる引き込み線や低圧線の損傷などによる不具合が原因。同社は高圧線の監視システムで停電戸数を数えているが、引き込み線や低圧線には監視システムがなく、損傷していても把握できないという。

24日に市内全域で停電が解消したとされた富津市にある喫茶店「カフェえどもんず」は25日も停電が続いたまま。オーナーの青山清和さん(61)は「隣近所は2、3日前には電気がついたけど、うちはまだ。2週間以上の停電はつらいね」とこぼした。

知人や常連客が貸してくれた発電機で夜間の照明などはまかなっているが、飲み物はクーラーボックスで保管。電気の復旧について、東電や市に1週間ほど前に問い合わせたが、「順番に対応している」との回答で、まだ被害確認にも来ていないという。

23日夕に、1本手前の低圧線の電柱から引き込み線をつなぐ応急処置をして2週間ぶりに電気がついたという山武(さんむ)市の無職男性(72)も「18日朝にはうち以外は電気がついていた。東電の情報ではこの地区の停電数は『ゼロ』になっていたので、うちは忘れられてしまったのか、と不安になった」と話す。

男性の家の停電は自宅前の低圧線が倒木で切断されたのが原因で、25日、切れた低圧線と倒木の撤去作業が行われた。

 ただ、電線が足りないため本格的な復旧工事は26日以降になるといわれたといい、「電気がつくようになったのはありがたいが、応急処置のままでは、また切れてしまわないかという不安も残る」と語った。

東電は隠れ停電のほかにも、大規模な倒木や土砂崩れなどで作業に時間を要する場所が25日午後1時時点でなお127戸あるとしており、一部では「27日まで」としていた全面復旧見込みがずれ込む可能性があるという。

 

2019年9月26日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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