九電 太陽光で新システム 最新情報

 九州電力は太陽光発電の出力を予測する新たなシステムを導入する。現在は前日に天候などを分析し翌日段階の運用計画を策定しているが、当日でも2~3時間後の出力を予測できる。当日の需給の調整に反映させ、火力発電の出力の抑制などに迅速に着手できるようにする。天候に左右される太陽光発電の急増に対応するため、出力予測の精度を高めて安定供給を維持する。

 九電は独自に日照の研究をしてきた。新システムでは九電の積み重ねた見地を加えて日本気象協会の予測データなどを解析する精度を向上。より正確に太陽光の出力を予測できる。現在は新システムを試験運用している段階で、早期に全面運用を目指す。

 従来のシステムでは前日に翌日の天候予測を見ながら、需給の運用計画を立てていた。新システムでは当日でも2~3時間先の太陽光の出力を解析できるため、より迅速かつ柔軟な需給調整の対応が可能になる。

 太陽光は日照の強さに合わせて出力が強まる。太陽光の急増でピーク時の昼を中心に他の火力の出力を落としながら、太陽光を受け入れているのが現状だ。ただ、天候の急変などで当日になって出力が変わる事態が多々起きる。予測精度が高まれば、素早く出力を抑制できる液化天然ガス(LNG)火力の新大分発電所(大分市)などにも余裕を持って指示することできる。

 太陽光の急増で九州本土における太陽光の接続は9月末時点で641万キロワットに達した。このままのペースでいくと、最短で来年度末に接続可能量の817万キロワットに達する可能性も出ている。現在は種子島など九州の離島で出力停止をする地域が出ているが、九州本土でも出力停止に踏み切らざるを得なくなる恐れがある。太陽光の出力の予測精度を高めることが、安定運用に欠かせないとみていた。

 

2016年11月21日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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