九州電力 3期連続黒字 小売り自由化、顧客流出は止まらず 3月期

 九州電力が27日発表した2018年3月期連結決算は、最終(当期)利益が前期比9・3%増の866億5700万円となり、3期連続の黒字を確保した。ただ、家庭向け小売り全面自由化に伴う顧客流出に歯止めがかからず、今後の経営への影響が懸念されている。【浅川大樹】

 売上高は7・3%増の1兆9603億5900万円で3期ぶりの増収。経常利益は21・8%減の736億7800万円だった。

 販売電力量は2・3%減の767億7500万キロワット時。新電力への契約切り替えが今年3月末時点で48万9000件に上るとみられ、顧客流出の影響で100億円規模の減収につながった。20年4月の発送電分離に向けた数十億円規模のシステム開発費用も響いた。

 瓜生(うりう)道明社長は27日の決算発表会見で「(顧客流出のペースは)右肩上がりで増えている。全社一丸で離脱防止の営業活動をやっていく」と述べ、危機感をあらわにした。

 しかし、原油などエネルギー価格が上昇傾向にあり、燃料費の変動を電気料金に反映する「燃料費調整制度」に基づく料金値上げを実施。これに伴う電気料金の収入増が663億円に達して収益を押し上げた。また、繰り延べ税金資産の追加計上で法人税などが211億円減ったほか、前期計上した熊本地震の復旧費約101億円がなくなり業績は改善。財務の健全性を示す自己資本比率は1・4ポイント増の13・4%だった。

 九電は3月末に起きた玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の配管蒸気漏れトラブルが19年3月期の収益に与える影響が約20億円に上ることを明らかにした。こうした影響を踏まえ、同期の売上高は2兆50億円、経常利益は800億円、最終利益は550億円とした。

薬真寺、渡辺氏が副社長に昇格へ

 九州電力は27日、佐藤尚文副社長(66)と荒牧智之副社長(65)が退任し、いずれも取締役常務執行役員の薬真寺(やくしんじ)偉臣(ひでおみ)・地域共生本部長(65)と渡辺義朗・エネルギーサービス事業統括本部副統括本部長兼営業本部長(64)が昇格する人事を発表した。既に内定している社長・会長人事とともに、6月27日の株主総会後の取締役会で正式決定する。

 薬真寺氏は1976年に入社し、総務部門を中心に2014年から現職。副社長昇格と同時に事務部門を一体的に管理するビジネスソリューション統括本部長に就く。渡辺氏は77年入社で、経営管理本部長などを経て昨年から現職。【浅川大樹】

 

2018年5月1日 カテゴリー: 未分類

 


 

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