中国「蓄電池特急」は日本よりも高性能なのか

中国製蓄電池電車のベースとなった中国の特急用車両「CRH6」(Photo by N509FZ/Wikimedi aCommons)
中国でこのほど、バッテリーモードで最長200kmを走行する蓄電池電車の走行試験が始まった。しかも、バッテリーモードでの最高速度は時速160kmに達するという。日本でもバッテリーに蓄えた電力で走る蓄電池電車は実用化されているが、運行距離は10~20km程度で、速度もローカル線並み。いわば長距離特急列車をバッテリーで運行するような試み。本当に実現可能なのだろうか。

この蓄電池電車は中国語では「新能源城際電動車組」と呼ばれる。直訳すると「新たなエネルギー源を使った都市間(インターシティ)電車編成」となる。英国の鉄道専門誌などの情報を総合すると、ベースとなった車両は大都市とその近郊を結ぶ「CRH6」という電車で、これにバッテリーを搭載した格好となっている。特急列車の車両をベースとするあたりに、中国の熱意がうかがえる。ちなみにこの蓄電池電車を製造したのは、世界最大の車両メーカー・中国中車(CRRC)の長春工場である。

電車モードでは最速200km

瞬く間に高速鉄道網が全土に一気に広がった中国。6月26日に運行が始まった、最高時速400kmの性能を持ち北京―上海間を6時間弱でつなぐ「復興号」に代表されるように、中国は高速で走れる車両を「自力で開発」して所要時間の短縮を図っている。

とはいえ、その一方で中国には非電化路線があちこちにあり、高速列車の恩恵をあずかっていない地方都市も数多く存在する。蓄電池電車について、CRRCの関係者は「電化の有無にかかわらず、国内のありとあらゆる条件の路線へ導入することができる」としたうえで、「大都市の近郊区間を結ぶだけでなく、極寒の地や砂嵐に襲われる砂漠のような場所でも運用可能など極めて高い性能を持ち合わせている」と説明している。

この蓄電池電車は高速専用線などの電化区間では最高時速200kmで走れる性能がある。「幹線では高速運転、ローカル線へはバッテリーモードで乗り入れ」といった運用も可能だ。

 

2017年7月18日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

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