世界需要の36%、再生可能エネで実現か (1/4)

現在、各国政府が掲げる政策目標の「2倍の水準」の再生可能エネルギーを導入する必要がある。IRENA(国際再生可能エネルギー機関)が2017年1月に発表した報告書の目標だ。同報告書では再生可能エネルギーの現状と将来を政策や技術、投資から分析した。

 再生可能エネルギーを用いた発電規模の拡大には、世界のエネルギー需要の成長を上回り続ける潜在能力がある。

 現在、各国政府が発表しているエネルギー政策を全て実行した場合、最終エネルギー消費量(囲み記事1参照)に占める再生可能エネルギーの比率は、現在の18%から21%に高まる(図1)。

 だが、国連が提唱したイニシアチブ「SE4ALL:万人のための持続可能エネルギー」を実現するためには、この比率を36%にまで高めなければならない。

 世界150カ国以上が加盟するIRENA(国際再生可能エネルギー機関:International Renewable Energy Agency)が2017年1月15日に発表した報告書「REthinking Energy 2017」の目標がこの数値だ。

 2014年時点の最終エネルギー消費量は、360エクサジュール(EJ)*1)。このうち、18%を再生可能エネルギーが占めていた。現在の予測では2030年には425EJ、21%となる見込みだ。再生可能エネルギーのシェアを倍増することによって、36%という目標を実現できるという。

 現在の目標よりも、再生可能エネルギーの導入量を約45EJ増やす他、最終エネルギー消費自体を50EJ減らして375EJとすることで実現する。

*1) 1EJは1018J、100京Jに相当する。電力以外に熱などの形で用いられるため、ワット時(Wh)ではなく、ジュール(J)で表現している。

伝統的バイオマスと二酸化炭素排出を減らす

 報告書が36%という数字にこだわるのは国連の目標と、二酸化炭素排出量削減の2つに不可欠だと考えるからだ。

 後ほど紹介するように現在の再生可能エネルギーには環境破壊につながり、健康に悪影響があるものが含まれている。これを減らすことが、国連の目標にかなう。

 2014年の世界の二酸化炭素排出量35ギガトンを、2030年時点で20ギガトンに減らすことが、世界平均気温の上昇を2℃以下に抑えるために必要だ。

 このためにはエネルギー利用効率の改善(7.4~8.4ギガトンの削減に寄与)だけでは足りず、再生可能エネルギーの拡大(12.4~13.6ギガトンの削減)が必要だ。

 36%という目標は実現できるのだろうか。

 

2017年2月27日 カテゴリー: 未分類

 


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