三菱重 再エネ組み合わせ、提案システムを開発

三菱重工業は9日、火力、太陽光、風力発電など複数のエネルギーを組み合わせた都市開発を提案するためのシステムを開発したと発表した。電力料金や二酸化炭素(CO2)排出量など約30項目のデータを用い、都市に最適なエネルギーミックスを提案する。環境投資への移行で主力の火力発電機の販売が低迷する中、新たな収益源とする考えだ。

開発したシステムは「QoEn(クウォン)」。大学と共同で対象地域のデータを収集し、洋上風力発電や高効率の火力発電、太陽光発電、蓄電池を組み合わせた最適なエネルギー調達の方式を地方自治体などに提案する。

データを基に自治体や都市開発会社、銀行などとの共同出資で特定目的会社を設立し事業化する。まずオーストラリア・ニューサウスウェールズ州で試験的な取り組みを開始しており、年内にも事業化の詳細を発表する。2023年度に1000億円の売り上げを目指す。

三菱重工は主力製品が火力発電所向けのタービンだが、近年では金融業界を中心に石炭火力へのダイベストメント(投資撤退)の動きが広がる。三菱重工は燃料電池や洋上風力発電機も手がけている。再生可能エネルギーをうまく組み合わせた形の投資提案を通じて事業機会の損失を防ぐ狙いだ。

 

2019年8月9日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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