パネル設置面の5倍広い土地を再開発、淡路島のメガソーラー

兵庫県洲本市由良町は、淡路島の南西に位置する。出力約2.7MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「由良発電所」は、その沿岸部の丘陵にある(図1)。2017年8月に売電を開始した。

図1●由良発電所
淡路島の南東部に位置。丘の上にあるが、写真に見えるように、海に近い(出所:ガイアパワー)
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藤崎電機(徳島県阿南市)グループのガイアパワー(同)が主体となって開発・運営している。発電事業者は、ガイアパワーが設立した特定目的会社(SPC)となる。

ガイアパワーは多くの太陽光発電所を開発しており、現在、約20カ所の発電所が稼動済みとなっている(徳島県美馬市の出力約1.2MWのメガソーラー探訪関連インタビュー)。

由良発電所は、丘を切り出したような、急斜面に位置する。すり鉢の底のような独特の地形に発電設備が置かれている。こうした太陽光発電所は、あまり見ることがない(図2)。

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図2●急斜面に囲まれたすり鉢の底のような独特の地形
採石が途中で止まっていた土地を活用(出所:日経BP)

元々採石場だった場所を開発した。採石場の跡地に開発されたメガソーラーは国内に他にもあるが、広く平らな土地に整然と太陽光パネルが並んでいることがほとんどだ。採石が終わって平らになった場所を使うためである。由良発電所のような急斜面のすり鉢状の地形に囲まれていることは珍しい。

由良発電所の用地は、当初の計画通りに採石が進まず、途中まで切り出された状態のままの土地だった。途中で採石が止まったことから、急な傾斜が多く残っていた。

採石は、近隣に大規模な住宅地を開発するために進められた。しかし、この住宅地の開発計画が頓挫した。採石も2005年に途中で止まり、この土地はその後も活用されなかった。このような経緯が、他の採石場跡地を活用したメガソーラーとは、光景が大きく異なる理由となっている。

 

2018年1月26日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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